サベージ M210 ハーフライフル
※閲覧注意 当ブログは辺境僻地で独り細々とハンティングをしている末端ハンターの狩猟ブログです。
飛び出した内臓や大きな銃創等の残酷な写真は控えていますが、死んだ動物の写真があります。
そういった写真が苦手な方は閲覧をお控えください。
過去記事:エグい獲物の写真について↓↓こっちもチェックMSS-20と比較記事です。
参考:サベージM210インプレッション
サベージM210

現行型サベージM212の前のモデルで若干異なります。
参考:サベージM210インプレッションハンティングで使ってみて
◎グッドポイント・命中精度が高い
・装填がしやすい
・装填が静か
・脱包がしやすい
・マガジン2発
・薬室⇒マガジンへの弾の移動ができる
・掃除が楽チン
・ウワサで聞いていた程ジャムらない
・ボルトのロッキング角度が浅い
・固定マガジン
×バッドポイント・重い
・反動が強い
・ボルトハンドルが簡単に持ち上がるので激発不良が起こる
・セイフティの操作性はMSS-20の方が上
・弾が高すぎる
こんなところでしょうかね?
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◎グッドポイント>>命中精度が高い
サベージといえば国内ではポピュラーなボルトアクション式ハーフライフルスラッグガンですね。ぼくが使用しているのは古いM210で値段は中古で9万円とリーズナブルでした。100mでの命中精度ですが、フェデラル トロフィーカッパー 2.75インチを使用しています。50mゼロインされた6倍率スコープで中心のオレンジを狙って委託で撃ちました。空き缶の底を撃ちぬける命中精度があります。(1発右に飛んでるのは2発目反動にビビッてガク引きしたアレ)ドロップは7cm前後といったところでしょうか。シカのバイタルを狙う分考慮する必要のないドロップですね。
>>装填がしやすい
これは本当にありがたいですね。サベージM210はKar98kのようにボルトを開放するとエジェクションポートがとても広いです。左右どちらからでもアクセスすることができるのがかなりいいですね。
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VPSマガジンへの挿入も左手親指で弾を押さえ込んで右手でスムーズにボルトを締めることができます。MSS-20や現行型サベージの場合は左側のスペースがないので左手親指で弾を押さえつけることができません。薬室、マガジンともにアクセスがとても良いですね。
MSS-20はこんな感じで左からのアクセスはほとんどできません。
>>装填が静かこれも単独忍び猟をしているハンター目線からいわせていただくととても嬉しいですね。ボルトをコックする際にジワっとやれば金属音はほとんどしません。MSS-20はデコックされた状態からだとこの時にそこそこの音がしますね。さらに、マガジンから薬室に送り込む際に金属音がほとんど立たないように操作することができます。左手親指でマガジンの弾を前に少しスライドさせてゆっくり持ち上げます。マガジンから解放された弾はボルトで薬室に送り込まれますが、この際にほとんど金属音を立てないで行うことができます。この作業はノールックで手袋をしていてもかんたんにできるものです。最高ですね。
>>脱包がしやすい最高ですね。前述の通り左側から左手を使ってエジェクションポートにアクセスができるのが強いです。
1+2発が装填されている場合
・ボルトを下げてエキストラクターに引っ張られてきた初弾を左手で取り出す
・マガジンに入っている弾を左手親指で前方へスライドさせて1発を取り出す。
・同じように2発目も取り出す。
慣れればあっという間です。 静かに、確実に、素早く行える…最高です。
>>マガジン2発ほとんどの場合は一撃必倒が求められるボルトアクションなので多いからといってかなり得するというわけではありませんが大は小を兼ねるといいますか。ありがたいですね。MSS-20は1+1発だったので単純にお得感あります。
>>薬室⇒マガジンへの弾の移動ができる薬室ゼロ、マガジン2発の状態から1発を薬室に送り込み、薬室1発、マガジン1発の状態になった後でも簡単に薬室ゼロ、マガジン2発の状態に戻すことができます。薬室からボルトに引っ張られてでてきた弾をそのまま左手親指でマガジン内に押し戻すことができるからです。
※薬室ゼロ、マガジン2発の場合は外的ショックや不注意での暴発はありませんが、法律上「装填」という扱いになります。不要な装填は無用です。必要な時にのみ行うようにしましょう。発砲する必要がなくなった場合は全て脱包すべきです。
>>掃除が楽チンボルトアクションは掃除するところが少なくていいですね。単純に手間が掛からないのはグッドです。
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>>ウワサで聞いていた程ジャムらない「M210はジャムがヒドイ」という予備知識があったので心配していた要素ですが、全くそんな感じはありません。2ピースマウントベースと高めのスコープリング、ロープロファイルターレットのスコープをチョイスしているのもジャムを少なくする為に取った対策です。薬莢の稼働する範囲で妨げるものを可能な限り無くしました。最終弾に限って言えば排莢の際に左右どちらかにわずかに銃を傾けることで防止できます。気を付けるとすれば、1発目を撃ちマガジンに2発残っている状態です。モタモタとボルトを動かしているとマガジンから勢いよく飛び出してきた弾が引っかかってしまうことがあります。ジャムは発生させようと思えば発生を再現することができますが、クセを理解してやればジャムはほとんど起こりません。
>>ボルトのロッキング角度が浅い
MSS-20とほぼ同じ角度です。現行型サベージM212はこの角度がとてもキツいです。使用したことはないので使いにくいのかどうかはわかりませんがいつも通りの高さなので操作性で違和感を感じることはありませんね。
>>固定マガジンこれをデメリットだという人もいますが、ぼくにとってはメリットですね。国内法上(マガジンは2発)着脱マガジンが活かせるシーンってイマイチ思いつきません。戦争やタクトレみたいにボカスカ撃って「リローディン!!!」とかないですからね。固定なら紛失する心配もないのでいいかなと。素早く1発目を撃ちたいときは薬室への直接装填なのでマガジンを抜いて込める作業は発生しません。上記の通り固定マガジンですが、装填脱包はスムーズで楽チンときました。もうこれが外れてくれてほしいと思える要素がぼくには思いつきません。
×バッドポイント
>>重い
※ボルトが閉鎖していますが、脱包を確認した上で安全に配慮して撮影しています。現在サベージM210にはVortex Viper Gen2 1-6x24 というスコープがのせてあります。スコープリングやチークパッド、スリング等のトータルはざっと4.3キロといったところです。こいつはなかなかの重量ですね。1日フルタイムで持って歩くとなかなかに疲れます。まぁ反動のキツい弾を使っているので重量の恩賜がないわけではないですがね
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>>反動が強い

ボルトアクションであるということに加えて旧型のM210のバットプレートは固いです。

さらに使用しているフェデラルトロフィーカッパーは同社の鉛サボットスラッグやウィンチェスターBRI鉛サボットスラッグと比較しても段違いで反動が強く、射撃場ではビビってフリンチングが大きくなりがちな印象です。
>>ボルトハンドルが簡単に持ち上がるので激発不良が起こるこれがM210最大のクセです。そして意外やミスとして発生しやすいポイントです。MSS-20はボルトを持ち上げる際にそれなりの力がいりますが、M210はすーっと簡単に半分持ちあがってしまいます。これに気付かずにトリガーを引くとファイアリングピンが完全に弾を叩くことができません。つまり激発不良となります。もう3~4回程これでシカを逃がしています。カチン!となって弾は出ません。撃つ直前にボルトの位置を手で触って確認するクセをつけておく必要がありますね。
>>セイフティの操作性はMSS-20の方が上セイフティが低い(薄い)ので親指の引っ掛かりはイマイチ、操作性はMSS-20と比較すると悪いです。それほどひどいわけではないので許容範囲ですがね。
>>弾が高すぎる
サボット…が高いですが。銅サボットはさらに高い!!!
1発あたり630円~680円ほどします。レミントンのライフルドスラッグは250円で買えます。たくさん練習…とはいきませんね。
サベージM210のレビューはこんなところです。いい猟銃ですね!単独忍び猟にはいい銃だと思いますよ。M210はたまに安く売られていますが、エジェクションポートが広く左側からのアクセスが容易、上下のボルト可動域が少ない分M212より優れているポイントがありますね!
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VPS現在使用しているスコープカバーの運用を紹介。対物レンズはスピード重視でフリップアップバトラーキャップ、接眼レンズは破損のないスコープカバーです。少ない動作でスリングで肩に掛けている状態で外せますし、サッと外せて邪魔にもならないです。
こちらはネオプレン素材のカバーです。ぼくが使用しているのはポリエステル素材です。保護を優先するなら厚いネオプレンの方がいいでしょうね。ゴム紐で伸び縮みするのが良くてぼくはポリエステル素材の布にゴム紐が通してあるスコープカバーを使用しています。ネオプレン素材自体にも伸縮性があるのでこういうネオプレンカバーでも同じ運用ができるかもしれませんね。今度試してみます。
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