SEEALLOPENSIGHT 通称 シーオール SEEALL
パララックスフリー(メーカー曰く)で電源バッテリー不要の集光サイト
グリーンの集光部に▲が刻まれており、それがレンズで拡大される
使い方としては▲のてっぺんにゼロインして使用する。
Made in America
良いところ・左右の視界が完全にフリー
リブのような使い方に近い 杉山などで横に走るシカを撃つのに適している。
チューブ型ドットサイトはどうしてもチューブのせいで視界が狭くなりがち
両目で見ればいいのでは?という人もいるが 何もないSEEALLに比べれば視界は悪い
・電源不要 バッテリーがいらない まぁよしとする
・パララックスフリー(もちろん数メートルではある)
悪いところ・薄暗いと使い物にならない。
F県の射撃場は屋内で照明も暗いレンジだったが、とにかく明るくないと使えない
▲も黒の為視認性が悪くなる。 朝方や夕方の杉山ではまず使えない
集光サイトの宿命
・ゼロインが難しい
▲の頭に合わせて50m先のターゲットを撃ったが…
とにかくどこを狙っているのかわからなくなる ▲の頭というのがアバウトすぎて狙いがつけ辛い
・構造上信頼性がない
緑の直方体を調整ネジが直接押して着弾を調整するような仕組みになっている
この緑に泥や砂が詰ったり押し込まれたり、すこしぶつけただけでも狂いそうだ
オープン型ドットサイトでも調整する機構は密閉された内部にある
このSEEALLはその調整する機構が露出している為外的要因を受け易い
・据銃で合わせるのが難しい
ドットサイトやリブ+フラッシュサイトに慣れている人は 単純にドットやサイトの芯に合わせて撃つ
このSEEALLは芯ではなく▲の頭に合わせる必要がある。
据銃した状態から飛び出してくるターゲットに合わせるなら問題ないが、
とっさに構えるのにはかなりの慣れが必要だ
・マウントへの取り付け方法に不安がある。
通常のドットサイトやマウントリングをレイルマウントに取り付ける場合
横からネジで締めて取り付ける。
ドクターやバリスのドットサイトは専用のマウントの四隅に4箇所のポッチがある
それもかなりタイトな作りだ 最後にマウントにビス2本で上から固定する
SEEALLは左右にそれがない。
レイルに本体を通して上からイモネジでレイルに押さえつけるだけだ
これで本当にスラッグやピストルのスライド等のリコイルで狂いがないのかかなり怪しい
バックショットで明るい森を駆け抜けるシカを撃つ分は割りと使えると思う
でも正直これを使うくらいならリブに後付けのフラッシュサイトとゴーストリングサイトを使ったほうがいい
発想は良かった トリチウム内蔵の新型も出たが手を出そうとは思わない…。
SEE ALL OPEN SIGHT 2017 1月現在 \12000前後で販売されている。
お金に余裕があって好奇心旺盛な人は買って見よう
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