弾帯の装填用と携行用について

弾帯、ショットシェルポーチ、ショットシェルホルダー
ハンティングに弾をもって行く為の必須アイテムですね。
ぼくなりの工夫を紹介します。
猟場では弾を2ヶ所にわけて持ち歩きます。
携行用と装填用です。なぜわざわざわけて持ち歩くのか?弾帯、シェルポーチに求められるポイントはこんな感じです。
・抜きやすい
・戻しやすい
・脱落しにくい
・泥等で弾が汚れにくい
・それなりのキャパシティ
・うるさくないただ、1つのポーチや弾帯でこれらのポイントを補うのはかなり難しいです。ぼくが携行用と装填用にわけたのは全てのポイントを取り入れる為です。
携行用について携行用はただ弾を持ち歩く為だけのものです。
携行用に求めたポイント
・脱落しにくい
・泥等で弾が汚れにくい
・キャパシティ
ぼくが使用しているのはこれらのタイプです。
12発 ショットシェルポーチ
常時ベストやチェストリグに取り付けている分です。

25発 ショットシェルポーチ
鳥撃ちなど大量に弾を消費する場合のみ携行します。
長所
脱落しにくい弾を猟場で無くすなんてあったはならぬことですね。
弾を携行する上で重要なポイントです。
フラップ式(マジックテープのフタ)シェルポーチならその心配がありません。
泥等で弾が汚れにくいフラップがついているので、プローン(伏せ撃ち)や転倒の際に泥をかぶっても
弾が汚れにくいです。多少の雨でも防いでくれます。
※ただし湿気は帯びるので帰宅後にガンオイルのしみた布等で拭く必要はあります。それなりのキャパシティ四足オンリーなら12発のキャパシティがあれば十分でしょう。
「12発もいらない 5~6発あれば十分」という人もいるくらいです。
ぼくの定数はバードショット6発 スラッグ6発です。
このセットをベストに1つ、バックパックに1つ持っていきます。
半矢で走られた場合を考えると5~6発ではちょっと足りないですね。
ヒヨドリやカモなど大量に弾を消費する場合は25発挿しを持って行きます。
またこのホルダータイプは弾の定数と定位置を決めることで使った弾数と種類を逆算することができます。ポケットゴロゴロの場合は
何を何発入れたか覚えておかないと逆算できませんが、定数と定位置を決めることで覚えていなくても見ただけで逆算が可能です。短所このシェルポーチで補えないポイント
・抜きやすい
・戻しやすい
・うるさくない
抜きにくい12発挿しポーチは比較的抜きやすいですが、25発挿しは非常に抜きにくいですね。「フラップを開く」というアクションが1つ増えてしまうのも良くないポイントです。
戻しにくい装填と脱包を繰り返す回数が多い人には意外と重要なポイントです。
人間は面倒くさいことはやりたくない生き物です。
戻しにくい→面倒くさい→装填したままでいいや危険ですね。バードショット→スラッグ
バックショット→スラッグ
などの弾の種類を交換したい場合でも戻しやすさは重要です。
12発挿しポーチはかなりコツが必要です。
内側ホルダー6発の真ん中4発は戻しやすいですが、内側ホルダーの左右2発と外側ホルダー左右2発は戻すのがなかなか難しいですね。
外側ホルダーの左右2発なんて両手を使わないと戻せないくらいです。
うるさいやまくじさんのブログにも取り上げられていましたが、ベルクロ(マジックテープ)は
バリバリバリー!!となかなか大きな音がでます。
やまくじさんのブログより
『
プチDIY:大っ嫌いなマジックテープの騒音対策を100円で』
シカの前でバリバリバリー!は絶対に避けたいです。
やめて!このベルクロはどうがんばっても音がでます。
ベルクロを半分殺しても、多少なり音がでます。
完全に殺したらそれはフラップ式の意味がなくなってしまいますね。
・抜きやすい
・戻しやすい
・うるさくない
これらのポイントは装填用で補います。装填用について装填用は何より抜きやすさが重要なポイントです。
目の前に棒立ちのシカや不意に遭遇した場合に対応する為のものです。
装填用に求めたポイント
・抜きやすい
・戻しやすい
・うるさくない
・脱落しにくいぼくのオススメはこんなところです。
HSGIショットシェルトレイV1 初期型
FABディフェンス SH-6
レザーホルダー
サツマ銃砲火薬店のYOUTUBEチャンネルにて紹介されています。
↓↓↓前の記事もチェックしてみてください。
弾帯・シェルホルダーについて長所抜きやすい最重要点ポイントです。
散弾やスラッグの定位置を決めることで、ケモノから目を離さす
ノールックで必要な弾を選ぶことができます。
HSGIと FABディフェンスは以前紹介しています。
「でもこういうタクチコーっぽいのはヤだなぁ...。」というハンターは多いでしょう。多いはずです...w
そこでオススメなのは
『縫い目が2列になっているレザーホルダー』です。
縫い目が2列というのが重要なポイントです。
これが1列だけのレザーホルダーは弾と弾の間隔がぎゅうぎゅうになってしまい。非常に抜き辛いものが多いです。レザーを広げて緩めてしまうと保持能力が薄れてしまうので、さらによくないですね。
↓縫い目が2列のレザーホルダー
↓縫い目が1列のレザーホルダー
戻しやすい戻しやすいというのも非常に重要なポイントです。
「サッと戻せる」というのは「面倒くさくない」ということですね。
猟場でも必要ない時は抜き、ホルダーへ戻す。これを面倒くさがらず怠らなければ、暴発事故は減らしていけると思っています。
うるさくないベルクロとは違い弾が樹脂やレザーの締め付けで固定されています。
無音で弾を取り出すことができます。
脱落しにくいHSGIはリム径よりも小さいのですっぽ抜けることはありません。
FABディフェンス、レザーホルダーは共に"底"があるためすっぽぬけません。
短所装填用で補えないポイント
泥等で弾が汚れやすいリムが露出しています。泥や雨が直接触れるので
弾にはあまりよくありません。
※汚れた弾や湿気を帯びた弾から優先的に使うように意識するといいですね。
キャパシティが足りないこれだけでは5~6発しか携行できません。
装填用について補足1度の発砲で5発も6発も撃つことはほとんどありません。
必要な分だけを装填用として出しておけば十分です。キャパシティが少ないのは逆に言えば、装填用ホルダーにある分しか汚れないということです。
携行用について補足撃った分だけ装填用に補充する為だけの携行用と割り切ることです。ベルクロの音や抜きやすい、戻しにくいについては考慮する必要はありません。それは装填用が補ってくれます。
携行用と装填用を取り入れた今期の装備はこんな感じです。

装填用を胸に固定することで、
ノールックで素早く、静かに、大きな動作やシルエットの変化を抑えて装填することができます。装填用が減ったら、携行用から補充します。
レザーホルダーを装填用とする場合はたくさん入るものより6発程度のものをオススメします。少ないホルダーは手触りだけでどこに何が入っているか把握しやすいです。キャパシティの多いホルダーで「右から4本までがスラッグ 左から8本がバードショット」のような感じでわけることもできますが、取り出す位置が左右でかなり離れるので使い勝手が大きく変わります。6発程度の手の平サイズなら使い勝手は変わることがありませんし、胸やおなか周りにつけてもコンパクトで嵩張ることもありません。でもダメというわけではありませんね。キャパシティの多いホルダーを1発置きに弾をさすことで抜きやすさを向上させる...なんてこともできます。完全に好みの問題ですね。 レザーホルダーを2つにしてバードショットとスラッグをわけるなんてのもありですね!
最後にぶっちゃけ言います。
「装填したままタツマで待つだけならこんなこと考えなくていいです」単独忍び猟や流し猟等の素早い装填や脱包が求められるハンターは是非取り入れてみてください。いいね!と思ったらポチリお願いします。モチべがアップします。
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