狩猟 猟銃 レミントンM870 を使ってみて

最終更新日:20190930



猟銃 レミントン M870







猟銃 レミントン M870 を使ってみて








中古銃で入手した Remington M870 の紹介をします。

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銃のパーツ名称についてはこちらの「ショットガン(M870)」を参照してください。




※現在所持している銃について

ストック等の銃部品交換取付及び改造は全て銃砲店に委託し、生活安全課にて書換・変更を済ませてあります。エクステンションマガジンやストック等も全て銃砲店を通して合法・正規品を購入しております。









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H23年の5月より所持している猟銃です。レピーター、スライドアクション、ポンプアクション、しゃくりなどいろいろ呼び名がありますね。レミントン M870はレピーターの中で最もポピュラーな銃の1つです。



レミントンM870ウィングマスター 1970年製

口径:12ゲージ、マグナム非対応のレシーバー

元銃身 :26インチのインプシリンダーリブバレル

替え銃身 :24インチのシリンダープレインバレル

用途:「標的射撃」「狩猟」「有害駆除」





『しゃくりは遅いし、初心者には向いていない』
と言われることがありますが、優れた猟銃なのでご紹介します。



レミントンM870に関係する記事についてはこちら

関連記事:散弾銃紹介:レミントンM870



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県猟友会安全狩猟射撃大会に行ってきた

レミントンM870で2019年に大阪で行われる猟友会安全狩猟射撃全国大会行く予定です!



関連記事:実用的なイチオシカスタム「セイフティの大型化」











まず結論から言います。


M870は何でもやってくれるオールラウンダーで素晴らしい猟銃です。『初心者向けではない』なんてことは全くありません。


スライドアクション式は短所と思われがちですが。装填や排莢を手動で行えるという長所です。同社のM1100と比較するならM870は自動装填機構がオミットされた上位互換機といっても過言ではありません。



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■ M870の優れたポイント



【高い信頼性】

オートでありがちな閉鎖不良での激発不良は今のところ起こったことがありません。山に泊まりでハンティングに行って泥や雪にまみれてもほとんど問題ない感じです。オートは汚れが酷くなるとボルトの動きが渋くなったり、回転不良が起こりやすくなりますが。M870の場合....人力なので確実です。





【優れた静穏性】

無警戒であってもシカを目の前にして大きな音、特に金属音は厳禁です。レピーターはボルトを開け閉めする際に指をボルトに添えることで開閉時の金属音をとても小さくすることが可能です。オートと違いボルトにスプリングのテンションが掛かっていない為手を離してもボルトが勝手に閉じません。不安定な足場や姿勢でもスムーズな装填を行いやすいです。オートは、ゆっくりボルトを閉鎖した場合ボルトの完全閉鎖を確認していないと稀に激発不良が発生します。その点M870はゆっくり閉めてもフォアエンド(先台)がロックされれば激発できます。アクションバーロックを指で押さえながら閉めればもっと音は小さくなります。

















【万が一不発弾が出ても…】


確率的にはものすごく低いですが、1発目が不発弾だった場合でも素早くフォアエンドを前後させることで2発目を撃つことができます。イノシシやクマが迫ってくるような状況でも確実に撃つことができますね。




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【メンテナンスが楽】

M1100と比較しても部品点数が少なく汚れるところも少ないのでお掃除がとても楽です。M1100の場合は発射ガスが流れるマガジンチューブとシールまわりが汚れますが、M870は発射ガスを利用しないのでマガジンチューブは汚れません。基本的に汚れるパーツはバレル内とボルト程度です。ストック内にスプリングもないので稼働パーツも少ないですね。





【別に遅くはない】

クレーで国体やオリンピックを目指すには遅いですが、ハンティングで使う程度では遅さを感じることはないです。『レピーターに慣れる』というのは例えるなら『クラッチに慣れる』のと同じです。マニュアル車は毎日乗ってれば考えずに自然とクラッチをつなぐことができるようになるものです。レピーターの操作もそれと同じで数練習すればカラダが勝手に動いてくれるようになります。YOUTUBEでもM870でクレーを撃っている動画がそこそこあります。まるで自動銃で撃ってるようにドカドカ撃たれてるので参考にしてみてください。少なくともM1100とM870を狩猟で運用する上でM870が遅くて使えないといえるような要素はないと思います。というかありません。

参考記事:M870でスキート大会に行ってきた!

トータルスコアは84/100







【少ないプロセスと時間で発砲できる】

レピーターはオートと比較して発砲までのプロセスが少なく

短時間での装填、発砲が可能です。





>>薬室、弾倉ともにカラの場合



一般的なオート

・ボルトを開く

・エジェクションポートから弾を入れる

・ボルトリリースボタンを押す

・ボルトリリースボタンから手を離しフォアエンドを握る

・据銃する

・撃つ



M870

・フォアエンドを引いてボルトを開く

・エジェクションポートから弾を入れる

・フォアエンドを握る

・フォアエンドを前進させながら据銃する

・撃つ



M870の場合「ボルトリリースボタンを押す」というプロセスが丸々省略されます。









>>薬室カラ、弾倉2発の場合




オートの場合(右手で装填)

1.グリップから手を離す

2.チャージングハンドルに手を掛けてボルトを前後させ薬室に弾を送り込む

3.グリップを握りなおす

4.据銃する

5.撃つ





レピーターの場合

1.フォアエンド引き、前進させながら据銃

2.撃つ

※薬室カラの状態でハンマーダウン(空撃ち)している場合です。ハンマーを起している状態ではアクションバーロックを押す必要があります。



レピーターはオートと違い、装填させる為に銃から片手を離す必要がありません。撃つまでのプロセスは圧倒的にレピーターの方が少ないです。『レピーターは連射できない』『慣れていないと難しい』と思う人もいるでしょう。レピーターはオートに比べて連射が遅いのは確かです。しかし、猟場では2発目より1発目を大切にするべきだと考えています。シカが逃げれば遠くなり、視界を遮るものが増えていきます。2発目が命中する確立は1発目が命中する確立よりずっと低いのです。1発目を撃つまでのプロセスが少なくチャンスを活かしやすいのはレピーターにしかない長所です。



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【脱包が簡単で行程も少ない】

チューブマガジンから弾を抜くのは作業用手袋をつけたままでも簡単に行えます。ベネリM2やレミントンM1100と比較しても弾を止めているノッチが大きいので断然行いやすいです。薬室から弾を抜くのもM1100のように重いスプリングは掛かっていないのでチカラが必要ありません。すーっと下げてポロっと取り出せます。自動銃と違って勝手にしまらないのでスラッグから散弾に切り替えるのも行程が少なくて簡単ですね。



操作性について

M1100の場合薬室の弾を抜く時は右手でボルトハンドルを下げて左手で、もしくボルトハンドルを支えている手のひらで弾をキャッチする必要があります。下げるのにチカラがいりますし、下げている間も保持しなくてはいけません。M870の場合は左手でフォアエンドを下げるので右手は完全にフリーになりますし、ボルトを開いている間はチカラをいれておく必要はありません。左手でしっかり銃を保持できるので安定感、操作性は圧倒的にM870の方が上です。





厚めの防寒手袋をしている状態での脱包 薬室1発+マガジン2発の場合

1.ローディングポートから指を入れてチューブマガジンの弾を止めているノッチを押す。



2.フォアエンドを下げてボルトを4/5開けてエジェクションポートから弾を抜き、薬室から抜いた弾を保持している右手をローディングポートにかぶせてフォアエンドを引ききって少しだけ前進させるとローディングポートから1発弾が飛び出してくる。



3.ノッチを押してフォアエンドを前後させると最後の1発が飛び出してくる。









素手、もしくは操作性の良い作業用手袋をしている状態での脱包

1.フォアエンドを下げて4/5ボルトを開いて薬室の弾を抜く



2.フォアエンドを戻し、ローディングポートから親指を入れてノッチを押す。この時にすんなり弾が飛び出してくることもあるが、「カチ」と音が鳴っただけだった場合は親指を使って弾を外側に向かって少しスライドさせるとポンと弾が飛び出してくる。この作業を2度繰り返す。



どちらも慣れれば簡単にできるようになりますよ。お試しあれ













【豊富な中古市場とサードパーティ製カスタムパーツ】


ストック、フォアエンド、マウント、セイフティ、マガジンキャップ

多くのメーカーがM870用のパーツを提供しています。



ぼくのM870を簡単に紹介

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26インチバレルと24インチプレインバレル



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H30年にレミントン純正カンチレバー付ハーフライフルバレルを追加して3本になりました。



>>ストック

マグプル SGAストック

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こちらで紹介しています。



>>フォアエンド

レミントン純正のロングフォアエンド

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腕の短い日本人にはピッタリかと思います。かなり手前を握ることができるのでオートや上下二連に慣れている人でも違和感なく使うことができるでしょう。



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ただロングフォアエンドを装着したM870はボルトを開くとフォアエンドでローディングポートが完全に塞がれてしまいます。ダブルフィード(薬室に弾がある状態で弾倉から弾が上がってきた場合に起こる給弾不良)の際に大変な目にあいます。猟場で給弾不良、弾詰まりが起こった時に万が一マガジンキャップをプライヤーでガチガチにしめていたら…?弾は取り出せない、バレルは外せない…もうどうしようもなくなります。シェルキャリアーを押せるように親指が入る程度の切り込みがフォアエンドにあるといいですね。





>>セイフティ

ビッグスピードセイフティ

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このビッグスピードセイフティを装着していればグリップを握った状態で簡単にセイフティを解除することができます。またセイフティが掛かっている状態では人差し指の邪魔になるので「セイフティ解除を忘れていてシカを逃がしてしまった」ということがほぼ無くなります。





>>マウントベース

Amegamount 870 ミニスカウトマウント

IMG_5305.jpg

こちらで紹介しています。



>>マガジンキャップ

アンクルマイクス マガジンキャップ

標準装備のマガジンキャップはスリングスイベルを取り外すことができなかった為購入しました。

※M870のマガジンキャップは旧型と現行型があります。購入の際は注意してください。バレルのバレルガイドリングに"イボ"がついているタイプが旧型、本体側(マガジンの先ついているリテーナー)にギザギザがついているタイプが現行型です。旧型バレルに現行型マガジンキャップの取り付けができないので注意してください。旧型現行型どちらにも対応しているマガジンキャップもあります。



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替え銃身(以前所持していたもの含む)

ハスティングス製 ハーフライフルバレル

レミントン純正 23インチリブバレル(旧型の外付けチョーク)

レミントン純正 21インチライフルサイトスラッグバレル

レミントン純正 28インチプレインバレル(24インチでカット)



ストックやフォアエンドは体格や好みにあったものを選択肢が多く、マウントベースの種類も豊富で多くのメーカーが提供しています。また銃自体の流通量も多く所持者や在庫が多いです。「パーツがないから修理できない」ということはないでしょう。替え銃身の中古市場も充実しています。セコハンターには21インチの短いスラッグバレル、汎用性の高い26インチ交換チョークバレル、取り回しと射程を両立させる24インチ交換チョークバレル、遠くを狙えるハーフライフルバレル、沖カモ撃ち用の28インチフルチョークバレル 替え銃身のバリエーションが多く、いろいろな用途やシチュエーションに対応できるでしょう。











【スチール製レシーバー】

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boch2.jpg



M870のレシーバーはスチール製なのでアルミレシーバーの銃と比べると重いですが、レシーバーを加工してマウントベースを直付することができます。ベネリM2はレシーバーが薄く、アルミはスチールに比べて強度が低いです。「M2にマウントベースを取り付けできないか」と相談した際に銃砲店から言われたのは

「アルミはネジがナメ易くてレシーバーも肉薄だからやめておいた方がいい」

「できるにはできるが、どうなっても責任はとれない」


とてもベネリに取り付ける気にはなれませんでしたね。




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【レシーバーに穴開けたくない】

【レイルを載せるとリブが使えなくなるから嫌だ】


そういう気持ちすごくわかります!

レイルはのせたくないけどドットサイトやスコープをレシーバーに直接載せたい

そういう方は是非こちらをチェックしてみてください。

参照:超オススメ!猟銃にドットサイトやスコープをのせる方法



簡単な加工を銃砲店にお願いするだけです!



もちろんスコープも載せられます。

参照:命中精度比較 ライフルドチョークとシリンダーチョーク









【薬莢の紛失率が低い】

オートは撃てば薬莢は飛んでいきますが、レピーターはフォアエンドを引かない限り排莢されません。単純なことですが、これが意外と便利だったりします。







【どこでも握れる】

オートは撃てば勢い良くボルトが後退しますが、レピーターのボルトは勝手に開いたりはしません。極端な話ですが、ボルトの上に手を添えて据銃なんてことも可能です。窮屈な射撃姿勢や、ロケーションに応じた安定した据銃の幅が広がります。

※個体によってはスラッグ等を撃った時にフォアエンドが若干後退する場合もあるので注意が必要です。それでもガス圧で直接押されて勢いよくぶっ飛んでくるわけではないですし、ボルトハンドルもないのでボルトは意識せずに左手を置いても問題はありません。













【スラッグの命中精度】




>>50mゼロイン


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24インチプレインバレル、ロットウェル ブリネッキスラッグ使用

猟期前に50mゼロインにいった時のターゲットです。黒●は直径10cm立派なレスト台を持っていないので土嚢袋委託で撃ちました。ぼくはスラッグ射撃はヘタクソですが、50mでこのくらいには納まります。











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追記:20180625

こちらは新型レッドバードライフルドスラッグを使用した結果です。

中心5発が委託 右上の1発が立射です。




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>>50m立射

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うーむ...見ての通りであります...。 50m先にいるシカのバイタルには十分命中できる...でしょう!!









201901追記

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レシーバー直付けマウントに1.5-4倍スコープをのせました。



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50m委託 新型レッドバードフィールドロードを使用しました。

2発上に飛んでるのは腕の問題だと思います。





IMG_6857_20190107091834767.jpg

100m委託 新型レッドバードフィールドロードを使用しました。

ドロップのない1発と上に飛んだ1発は腕の問題と思います。

100mでもシカの肩甲骨に命中させる精度はあるようです。10点や9点を目指す競技と違ってシカを撃つ猟銃は肩甲骨サイズに着弾すればいいので安価なライフルドスラッグを使用してこの結果が出たのはかなり満足ですね。



201903追記

レシーバーマウントのスコープxスムースボアバレルですが。マガジンキャップをプライヤーでガチガチに締めるかバランサーエクステンションを握って力いっぱい締めるか…つまり同じ強さで同じように銃身を付け直さないといけないようです。そうしないと微妙に着弾が変わる印象ですね。これだと再現が難しい(上記の射撃ではバランサーエクステンションを使い同じ感じで取付ができた)のでレシーバーマウントは取り外すことにしました。



それで購入したのがこちらモスバーグ製のハーフライフルバレル

参考:モスバーグ製M870用ハーフライフルバレルインプレッション













追記:201905

モスバーグ社製ハーフライフル銃身での結果

※すべて狙点は中央です。



50mフロントレスト5発 IMG_0182.jpg





50mフロントレスト5発IMG_0194.jpg





50mフロントレスト5発IMG_0183.jpg





100mフロントレスト9発IMG_0191.jpg



フェデラルの鉛サボットスラッグはイマイチですが、このバレル銅サボット(トロフィーカッパー)との相性はバッチリですね!50mならサベージM210と大差なく感じます。100mのシカのネックだって十分狙える命中精度があります。腕さえあれば150mくらいまで余裕でいけるでしょうね!



参考記事:すごいぞ!M870ハーフライフル命中精度






50m フロントレスト 5発 1発飛んでますがそれは射手の腕の問題ですw

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【猟場で役立つ脱包のやり方】

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動画解説↓↓↓
>>その1 薬室と弾倉から同時に弾を抜く
00:00~00:08
レシーバー内側の左側にあるストッパーを押して「カチ!」と言ったら、そのままエジェクションポートに手のひらをかぶせてフォアエンドを引くと薬室から弾が抜き取られ、弾倉内の弾が飛び出してきます。


>>その2 弾倉から弾を抜く
00:10~00:19
レシーバー内側の左側にあるストッパーを押すと弾が取り出せます。その1とやることは同じですが、少し強め(ちょっとコツがあります)に押してあげます。「カチ」っと音が出るだけの場合と、そのままスムーズに飛び出してくれる時がありますが、 弾倉内に1発だけの状態の方がスムーズに取り出せることが多いです。


>>その3 実はできるカットオフ
00:19~
さりげなくやってます...。
薬室の弾だけを抜く機能「カットオフ」を備えた銃は多いですね。
M870にはその機能はありませんが、実は可能です。
ボルトは4/5程度までなら開いても弾倉内の弾は薬室まで上がってきません。
少し慣れれば簡単に薬室から弾を抜くことができるようになります。
この機能を使えば、「シカを待ち伏せしていたらヤマドリが出てきた!」そんなシーンでも薬室から静かにスラッグを取り出し、散弾をすばやく装填することができますね。
最後まで引き切ると弾倉内の弾が上がってきてしまうので「慎重にやると遅いのでは?」と思われる人もいるでしょうが、ガンマッチや警察官が銃撃戦の中弾を交換するような状況とは違って狩猟では「気づかれないように静かにゆっくり」が求めらえるシーンが多いです。

ベネリノヴァのようにフォアエンドにカットオフボタンがある場合は「カットオフボタンを押す」というアクションが余分に増えるのでM870と比較してもスピードは変わらないのではないかと思います。さらにアクションバーロックへのアクセスはノヴァと比較してM870は大きく飛び出しているので「指で押し込む」というよりも「手のひらをかぶせる」ような大きくて確実な作業で操作することができます。防寒手袋をした状態でも薬室の弾を素早く交換作業は簡単です。
アクションバーロックの操作性はノヴァもかなりいい感じです!
こちらをチェック↓↓↓
関連記事:散弾銃紹介ベネリノヴァ




>>その4 弾倉から2発弾を抜く
00:22~
弾倉から2発抜く時ですが、ときどきレシーバー左側のストッパーを押しても「ポツ」と音だけで出てこない場合があります。その時は親指で弾を外側にずらしてあげると取り出せます。少し慣れが必要ですが簡単ですよ。

※「薬室カラ、弾倉2発」は法律上装填と同じ扱いとなるので明らかに装填が不要な場合は抜いてください。 無用な装填は不要です。また薬室に装填して猟場を歩き回ることは危険です。「シカと出会いやすいポイントについた」「犬がポイントした」「イノシシを犬が追い詰めた」などの撃つ可能性がある直前に装填することを心がけるべきです。


こちらもチェックしてみてください!









■M870で注意すべきポイント

【信頼性の低いサドルマウント】
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サドルマウントはトリガーアッシーを固定するピン穴を利用して取り付けるマウントベースです。純正以外にもいろんなメーカーがサドルマウントを出しています。ぼくも以前は純正とB-スクエア製のマウントを使用していたことがありますが...。簡単に取り付けが可能なこのサドルマウントにはいくつかデメリットがあります。


>>デメリットその1「ゼロインが狂いやすい」
サドルマウントは1度取り外すと再ゼロインが必要です。
同じピン穴に取り付けているようで微妙に狂いが生じています。
どんなに優れたスコープやドットサイトをのせていてもサドルマウントで狂ってしまいます。

>>デメリットその2「メンテナンス性が悪い」
「取り外すと狂うなら外さなければいいんじゃないの?」と思われた方もいるかと思います。最近ではヤフオク等で銃番号が確認できるよう加工されたサドルマウントを見かけます。確かに外さなければ狂い難いかもしれません。しかし、サドルマウントを外さないとトリガーアッシーを取り外すことができず、レシーバー内をメンテナンスすることができません。1日ハンティングに出かければ、レシーバー内は湿気り、泥などが入り込みます。レシーバー内の汚れは思わぬトラブルの原因の1つになります。

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↑1日ハンティングに行っただけでもレシーバー内はこうなってしまうことも!


またサドルマウントとレシーバーの微妙な隙間にも泥や湿気が入り込んできます。
IMG_5307.jpg
↑サドルマウントを長い間取り付けていた為、ブルーイングが剥げてしまったレシーバー
これはぼくのM870ですが、レシーバーにくっきりとサドルマウントの後が残り、ブルーイングが剥げているのがわかりますね。取り付け、取り外しの際にもキズが入ります。またガチガチに締め付けるとフォアエンドの動きが渋くなるらしいので注意する必要があります。


外せばゼロインの手間と弾代が掛かります。
外さなければ銃の手入れがまともにできません。


なのでサドルマウントはオススメしません。

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【銃身それぞれに個性があり着弾は異なる】
そのままです。26インチバレルと21インチバレルは同じ銃に取り付けたからといって全く同じところには着弾しません。26インチバレルを装着し、レシーバーにのせたスコープを50mでゼロインしたとします。スコープを外さずに21インチバレルへ交換して撃っても着弾は全く異なります。そのスコープは26インチバレルでゼロインされているということですね。レシーバーにスコープやドットサイトをのせてしまった場合、いくら替え銃身を持っていても26インチバレルでゼロインされたスコープを外すか、別の銃身で再ゼロインしない限り替え銃身を使用することはできないということですね。

Q:鳥撃ちもしたい!スコープも使いたい!どうすればいいの?
A:バレル側にスコープやドットサイトをのせれば全て解決します。



>>カンチレバーバレル
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レミントン純正カンチレバー付ハーフライフルバレル

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ハスティングス製ハーフライフルバレル

カンチレバーバレルはバレルから延びたマウントベースにスコープやドットサイトを取り付けます。
リブバレルを使いたい場合はスコープのついたカンチレバーバレルを抜き、リブバレルに交換するだけです。


201901追記

レミントン純正のカンチレバーバレルは注意すべき点がありました。
・重量のあるスコープはのせられない
・マウントがネジ止めなのでズレる
こちらの記事でまとめています。

参考:レミントン純正のカンチレバーバレルはゼロインがズレる


ハスティングバレルは銀ろう付けのスチールマウントなので剛性はかなり高いですが、レミントン純正はアルミベースが小さなネジ2つで止められているだけのお粗末なものでした。買うなら純正ではなくハスティングかモスバーグをオススメします。


>>スカウトマウント
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スカウトマウントはバレルに取り付けるマウントベースです。
ぼくはこれにドットサイトをのせて使用しています。
クレーを撃ちたい時はリブバレルに交換するだけです。



>>リブマウント
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※写真はベネリです。
リブに小型のドットサイトを装着することができます。リブそのものはドットサイト等のオプティクスを装着する前提で作られていないので重いドットサイトやスカウトスコープを装着するとリブが破損していしまう可能性があるらしいです。エイムポイントT-1やドクターサイト等の軽いドットサイトの使用をオススメしますね。

補足:レシーバーとバレルの間には少なからずガタがあります。カンチレバーバレルやスカウトマウントはバレルにスコープやドットサイトをのせる為、レシーバーとのガタを考慮する必要がなく高い命中精度が期待できます。



>>26インチリブバレル
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※チークパッドが高いままになっていますが、リブバレルを使用する場合は外しています。

こちらが元登録銃身になります。スチール非対応の旧型ですが、固定インプシリンダーバレルで汎用性が高く、ライフルドスラッグとの相性も良いです。はじめてイノシシやシカを撃ったのもこのバレルですね。スキートや鳥撃ちで使用しています。


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【ボルト半開き状態の安全性について】
『"しゃくり"はボルトを半分開けておけば安全だからな!!』といわれる人が多いです。たしかに、レピーターは薬室に装填していてもボルトを半分開いて置けば構造上安全です。絶対に暴発することはありません。
しかし、それは過信に繋がり危険であると考えています。


>>危険な理由について
ボルトは半開き状態で固定されるわけではありません。
ボルトのエキストラクターに弾が噛んだ状態で銃口を空に向けて2~3度ジャンプしたり、強く縦に振ると自重でボルトが下がり弾がポロリと外に飛び出してきます。つまり山で気づかない間に弾を紛失する可能性があると言う事です。ボルトを半開きにしていれば暴発することがないからと言って、半開きの状態で銃を肩に掛けるようなことは絶対にしてはいけません。

またこの逆もしかりです。気づかない間にボルトが閉鎖しているかもしれません。スリングで肩に掛けてガケを登り降りしたり、走った勢いで閉鎖してしまうかもしれません。それこそ非常に危険です。知らないうちに弾が装填され発砲可能な状態になってしまいます。

この『ボルトを半開きにしていれば安全』というのは便利なようで、実際のところほとんど活用できません。グループ猟でタツマで待っている時に使えるくらいなものです。レピーターが絶対に暴発しないのは確実に薬室に弾が装填されていない状態のみと考えておくべきかと思います。




■レミントン M870...とは


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良く言えば「オールラウンダー」
悪く言えば「貧乏器用」


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オートや上下二連の連射に比べれば遅く
国体やオリンピック目指すなら別ですが、狩猟やJスキートを撃つ分なら十分なスピードで撃てます。

最新型のオートやレピーターと比較すれば重く

サベージやA-boltと肩を並べる命中精度と射程はない
50mレストでペットボトルのフタサイズ、100mレストでもCDサイズに命中させることが可能です。内地杉山の単独忍び猟でシカを撃つには十分な命中精度があります。

多くのメーカーがいろんなタイプのストックやフォアエンドを提供し、自分の体格や好みに合わせることが可能です。M870、その替え銃身の中古市場もバリエーションも豊かです。あらゆるハンター、フィールド、シチュエーションにこれ1本といくつかの替え銃身があれば対応してくれるでしょう。汎用性の高さはM870がイチバンですね!


201901追記
レミントンM870…。最近M1100も所持しましたが…。やはり素晴らしいですね。単独忍び猟でぼくが求める要素を満たしてくれます。装填や脱包も含めて操作がスムーズでやりたいことをやりたいようにできます。動作も確実で薬莢の回収率も高いです。最高ですね。もし内地の杉山で単独猟をしたい人がいたらM870を推します…。



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※ブログ内で使用している銃の写真は全て脱包し、安全に配慮して撮影しています。ボルトが閉鎖されている写真にも実包は装填されていません。
※ストックの取替え等は全て銃砲点に委託しており、取替え後も速やかに生活安全課にて書き換えを行なっております。








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