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狩猟で使うドットサイトの選び方

先人曰く「光学は値段と性能が比例している」スコープもドットサイトもお金を出せば良いものがあるのは当たり前です。でも初めて買うドットサイトに何十万円も掛けたくないハンターは多いでしょう。ぼくなりの経験を基に選ぶポイントとそれなりの値段でオススメのドットサイトをチョイスしてみました。
※これがセオリー! これが常識! これがイチバン!という内容ではありません。個人的感想です。

追記201904:超オススメ!猟銃にドットサイトをのせる方法!!
そもそもドットサイトをどうやってのせればいいの?と悩んでいる方はチェック!!!





■ドットのサイズが小さいものを選ぶ

「ドットのサイズが小さいと視認性悪いんじゃ?」と思われた方もいるかもしれませんね。ドットは小さいからといって視認性が悪いわけではありません。重要なのは明るさです。トイガン用のドットサイトは明るいことが重要視されたりしますが、まともな実銃用は「こんなに明るすぎても使わないだろ!」くらい最大光量は明るいものです。ドットが小さければより遠くのターゲットを正確に狙うことができます。ビーズサイト(リブにのった丸い照星)を使用されているハンターなら経験があるかもしれませんが、シカが遠すぎてビーズサイトで完全に隠れてしまい狙って撃つ直前までシカが見えていないなんてこともあると思います。射撃場で50mで20cm程度のターゲットを狙うとビーズサイトに隠れてしまいますね。遠距離で正確に習って撃ちたいなら2MOA~3MOA程度のドットサイトを選ぶと良いかと思います。ぼくの使用したことがあるもので一番ドットが小さいのは1MOAの「ホロサイト」でしたね。トリジコンRM09も同じく1MOAがありますが、どちらとも高級機です。お手頃価格で1MOAのドットサイトはぼくは知りません。2~3MOAをオススメします。使用しているハンターが多いサイトロンSD/MDシリーズは5MOAドットなので遠距離は狙いにくく正直なところオススメしません。遠くで棒立ちしているシカを撃たない、巻き狩でそのほとんどが40m程度までならサイトロンSD/MDシリーズはピッタリでしょう。

2moa5moa2








■クリアなレンズを選ぶ
ドットサイトによってはレンズが青いものがあります。高級機でも青いものはありますが(トリジコンRMR等)透明に近いレンズの方が見やすいです。以前使用していたブッシュネルTRS-25(旧型)は青みがとても強く、東京スコープXT-6も旧型は青みが強かったようです。「完全に透明」というのは意外と少なく、若干青いものが多いですが、極端に青くなければ基本的に両目で覗くのであまり気にならないかと思います。

hololo.jpg
HS403Aは若干青いが両目で覗くと違和感を感じない


IMG_6649-1.png
旧型のTRS-25は青く、暗い



補足:ミリタリーショップを活用する。
大きめのミリタリー・サバイバルゲームショップには「実物光学」が販売されています。百聞は一見にしかずともいいます。一度ショップでどんなものか確認してみると良いでしょう。※間違ってもトイガン用レプリカは買わないでください。









■最低でも150ドル~でAmazon US 4☆以上
ヤフオクで「実銃 ドットサイト」と検索してみてください「ベク○ーオプティクス」というメーカーのドットサイトが即決1万円以内でありませんか?あれは米国で50ドル~100ドル程度で売られている超低価格の入門機です。考えてみてください。ドットサイトやスコープなんてものは見てくれがほとんど同じです。50ドル機と200ドル機の材料原価、製造、品質管理が同じだと思いますか?ぼくはそうは思えません。ゼロインにもコストが掛かります。「壊れたから買い換えればいいから」と安い入門機を買ってゼロイン、数回ハンティングで使って壊れたとします。それまでに掛かったコストはパーになりますね。そして結局は200ドル程度のドットサイトを買い、またゼロインしないといけません。冒険をせずにそれなりのメーカーの200ドル前後のドットサイトを買うことを強くオススメします。といっても個体差、使用条件、使用頻度がそれぞれ違います。安物でも壊れない時は壊れませんし、それなりの値段のモノでも壊れるときは壊れます。「50ドル程度のものだが全然壊れない」「ホロサイトは2000発撃つ前に2台壊れた」なんて話もあります。ぼくの使用経験になりますが、現在使用しているHOLOSUN HS403Aは150ドル程度の入門機ですが2年以上使っても壊れませんし、特に異常がありません。ブッシュネルTRS-25は2年目で内部に水滴が出来て曇るようになりました。









■「スラッグ対応」である。
vortexspc2.jpg
VORTEX SPARCⅡのページ 

わかりやすいのはVORTEXの公式HPです。機種ごとのページにQ&Aがあります。そこで「slug」というワードで検索をしてみてください。
--------------------------------------------
Q:これは12ゲージスラッグを使っても大丈夫ですか?
A:はい!問題ありません!
--------------------------------------------
的なニュアンスのことが書かれてたりします。VORTEXのQ&Aは簡単な登録で書き込みができるので、自分で質問してみるのも良いですね。この掲示板以外にもAmazonUSのレビューも参考にしてみると良いでしょう。







■メーカーが耐久試験を行い、その内容を公開している。
hlsnrcilpg.jpg
参考:HOLOSUN RECOIL TESTING
鵜呑みにすべきかどうか何とも言えませんが、単純に安心感がありますね。
例えばHOLOSUNは12ゲージ3.5インチマグナムでの耐久テストを行なっているようです。個人的な偏見ですが、目安として1000G~といったところでしょうか?もちろん1200G試験をしている機種でも壊れる時は壊れます…。あくまで目安です。







■生涯補償がついているもの
生涯補償はありがたいです。通常使用で壊れた場合は無償で対応してくるところもありますね。見方を変えると、一概には言えませんが「生涯補償=自社製品に自信がある」という捉え方をしてもいいかもしれませんね。

一部例を挙げますと…
HOLOSUNは国内正規代理店で購入すれば生涯補償。
VORTEXは通常使用における故障や初期不良は無償で対応してくれます。
Burrisは国内正規代理店はありませんが、生涯補償です。







■「有名メーカーだから大丈夫だろう!」は間違い
「Bushnell」老舗の光学メーカーですが、安い入門機には「22口径用」と書いてあります。「サイトロン」も同じく馴染みのあるメーカーですが、中にはマグナムやスラッグに対応していないものもあります。国内メーカーなら直接電話して「これをのせてスラッグを撃っても大丈夫でしょうか?」と聞いてみるのもありでしょうね。

brtrim.jpg
ベレッタ製のドットサイト「RIMFIRE ONLY」とパッケージに書かれている









■パルス点灯式のドットサイトは避けたほうがいいかも???
パルス点灯式は肉眼ではわからないレベルでLEDが点滅しています。省エネ仕様でバッテリー寿命が長いのが特徴です。しかし、パルス式はクレーなど素早く動くターゲットを覗いた場合ブラーが発生しやすく、人によっては使いにくく感じるという話もあるようです。VORTEX SPARC2や東京スコープH-1などがパルス式です。もしかしたらぼくが使用しているドットサイトでもパルス式があるかもしれませんね…w気付いてないだけかも?? パルス式が動的に適していないというのは未確認情報です。










■ぼくのオススメ!

オススメ その1 HOLOSUN HS403A or B
hollo.jpg
タイプ:T-1型
ドットサイズ:2MOA
価格:2万円前後
実は半分ネタで購入したドットサイトですが、狩猟で2年以上使ってライフルドスラッグを射撃でボカボカやってますが異常はありません。猟期明けに射撃場で確認しましたがほとんどズレはありませんでした。国内の正規代理店で購入すれば「生涯補償」の対象になるようです。代理店のツイッターアカウントが耐Gテスト、耐衝撃テストをアップしています。「ウチはこんなテストをやってますが、壊れませんよ!」アピールするメーカーは安心感があります。万が一壊れても新しいものと取り替えてくれるでしょう。403Aは電池がドットサイト本体とマウントの間にある為交換する場合銃から取り外す必要がありますが、サークルドットではないHS403AとBは燃費が良い為最大光量で付けっ放しを繰り返さない限りは問題ありません。ぼくは先日射撃場に行くので購入してからずっと入れていたバッテリーをはじめて交換しました。その時点ではまだバッテリー低下に伴う異常は見受けられませんでした。残念ながら「中国製」ではありますが、レンズのクリアさ、ドットの鮮明さ、耐久性については良いものであると思います。光度調整がT-1のようなダイヤルではなく、ボタンなので視野が広いです。





オススメ その2 東京スコープ XT-6 new
IMG_2396.jpg
オープン型
ドットサイズ:2MOA(ぼくが使用していたのは3.5MOA)
価格:2.5万円前後
C-MOREのOEMドットサイトです。少し前にバリエーションが増えて、若干使用変更がされていました。
日本のメーカーで、国内生産のドットサイトです。一度調整修理に出したことがありましたが、対応は100点満点でした。




オススメ その3 VORTEX Cross fire RED DOT
vtxcfrd-1.jpg
T-1型
ドットサイズ:2MOA
価格:2万円弱~
VORTEXの2018年モデル オーソドックスなT-1クローンですね。
これはすごく良さげです!もちろんショットガン向けのローマウントベースが付属しています。




201904追記
ぼちぼち まぁまぁオススメ サイトロンSD-30

ドットサイズが5MOAとライフル用に設計されたとは思えない程大きいですが、国産で信頼性の高い30mmチューブドットサイトです。付属しているマウントリングはグリコのオマケレベルなので30mmチューブリングは別途信頼性の高いモノの購入をオススメします。5MOAドットでは木化けしているシカや小さなターゲットを撃つことにストレスを感じるこることが多いですが、巻狩など木化けシカや遠くのシカを撃つ機会が少ないなら選択肢にいれてもいいですね。実際愛用しているハンターは多いです。しかし単独忍び猟での運用を考えているならオススメしません。



どれも3万円ないし、2万円強のドットサイトです。
もちろんLeupold Delta point、Aimpoint T-1、VORTEX RAZOR HD、DOCTER等の高級機と比較すれば劣る点はいくつもあるでしょうが、ハンティング用としては十分使用できるもので大きな不満点がないものです。「お金に糸目はつけない!」 「嫁が10万円ポン!とくれたぜ!」という方は高級機を買った方がいいと思いますが、入門用、ドットサイトとはどういうものなのかを試したい人にはオススメの3点ですね。










■オススメしないドットサイト

TRUGLO チューブドットサイト
trgred-1.jpg
2万円程度のものを購入しました。個体不良かもしれませんが、1年程度で点灯不能になりました。orz








サイトロン SD-33
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33mmというとても中途半端なチューブ径の為スコープリングの選択肢がありません。またこれは良し悪しありますが、50m先の10cmターゲットや木化けした50m先のシカを狙うのに5MOAというドットはあまりに大きすぎます。性能や耐久性については使用しているハンターも多く信頼性は高いですが…。 惜しいですね。 どうしても購入されるなら30mm系のSD-30をオススメします。これならスコープリングの選択肢は多いです。30m先の20cmターゲットなら無理なく使用できますね。巻き狩や流し猟向けかと思います。単独忍び猟はあまりオススメしません。5MOAドットはデカ過ぎです。








Burris FASTFIREⅢ
burrisfastfire.jpg
中古で2万円で購入したオープンドットサイトです。使い始めはそれほど不満はなかったのですが、何より1番気に入らなかったのは光量調整範囲が大雑把過ぎます。3段階でしか切換えができず、最大光量は炎天下でもまともに使えないほど明るく、1つ光量を落としてもかなり明るいです。そしてもう1つ光量を落とすと、朝方の薄暗い時間帯や室内でしかまともに使えません。曇りの日の射撃場でなんとか使えるレベルで視認性はとても悪いです。2番目と3番目の間があればよかったと思います。またレンズも青みが若干強く、True1xスコープを覗いているような歪みがありイマイチ!付属のマウントベースはピカティニーレイル専用でハンティング用としてはメジャーなウェーバーレイルには対応していないのもザンネンではありました。








激安の実銃対応ドットサイト

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ヤフオクで「実物 ドットサイト」で検索すると1万円以下で出品されています。米国では$50~$100程度のものが多いです。一部のハンターからは某メーカーのスコープを使い「スラッグ1発で壊れた」なんて情報も上がってきています。12ゲージスラッグというのは銃という幅広いジャンルの中でも反動が強い部類になります。22口径拳銃弾でテストして壊れなければ「実銃対応」です。「22LR ONLY」なんて文言が小さく書いてあるものもあります。ご注意を!









■オープン型とチューブ型 どっちがい良いか?


こればかりは好みの問題ですが、雨や雪等汚れに強いのはチューブ型です。バトラーキャップ付なら移動中も安心ですね。オープン型はLED部分が露出しているのでそこに水滴がついただけでも使用不能になります。

視野が広いのはオープン型ですが、T-1のようなチューブ型でも両目で覗くのでそれほど邪魔には感じません。

銃を落とす…等の外的な衝撃に強いのはチューブ型ですね。オープン型はフレームの構造や素材にもよりますが、割りと簡単に凹み場合によってはレンズが割れます。

オープン型は軽量で散弾銃のリブ等に取り付けるマウントベースも販売されています。T-1や30mmチューブドットサイトはそのほとんどがピカティニーレイルやウィーバーレールへの取り付けになります。リブマウントがあるのは散弾銃ユーザーとしてはありがたいですね。



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プロフィール

リロ氏

Author:リロ氏
【プロフィール】
平成生まれのゆとり世代
20歳の冬に内地にて狩猟デビュー
サラリーマンの週末ハンター
H30年度は単独忍び猟にてシカやイノシシ合計20頭以上捕獲

けもの道2019春号に載りました。


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Twitter:リロ氏@ly_rone

※所持している銃について
部品交換取付及び改造は全て店に委託し、生活安全課にて適切に書換・変更を済ませてあります。バランサーエクステンションやストック等も全て銃砲店を通して合法・正規品を購入しております。