犬無し単独忍び猟について その5

犬無し単独忍び猟必須アイテムと言っても過言ではない双眼鏡についてです。




過去記事はこちら↓ 双眼鏡が必要とされる状況の解説なんかもあります。
犬無し単独忍び猟について その1

犬無し単独忍び猟について その2

犬無し単独忍び猟について その3

犬無し単独忍び猟について その4

単独猟が特に危険なのではないという話

はじめて撃った四つ足動物の話

『狩猟』に必要な道具とは?


■低倍率の双眼鏡のすすめ
このブログでも散々言っていますが…「単独忍び猟で双眼鏡は必須」もし使わなければぼくの場合、捕獲数は半分近く落ちると思います。シカの単独忍び猟における双眼鏡とカモ等の鳥撃ちにおける双眼鏡は使用目的と双眼鏡から得たい情報が大きく違います。簡単に言うと単独忍び猟は主にシカを探し出す為に双眼鏡を使用します。カモ撃ちの場合は池につかっているカモの種類を確認するために使用する場合が多いです。



【シカを探すための双眼鏡】
シカは森の中をゆっくり移動していたり、そこに立っているだけだったり、エサを食べていたりといろんなパターンがありますが、基本的にこちらに気がついていない(無警戒)のシカはあまり動かないので意外と近づくまで気付けなかったり、走られてから存在を確認するパターンが多いです。杉山における単独忍び猟では無警戒のシカを撃つことが理想的でしょう。その為にはシカに察知される前にこちらが先に発見する必要があります。その為にも肉眼ではなく双眼鏡が必要です。というのも『んー…アレなんかシカっぽく見えるけど…倒木か…?』なんて思うことはしばしばあります。近づいて確認しようとすれば逃げられますし、そこから肉眼ではどっちか判断ができません。双眼鏡を使えばわかりやすく"顔"さえ確認すれば間違って人を誤射することもありません。



『迷彩服を着た人がこの写真のどこかにいます!みつけられるかな!?』のような写真を見たことがある人はいると思います。それと森の中でシカを探すことは似て非なるものです。迷彩服を着た人を写真から見つけ出す場合は「その写真のどこかにいる」というのが前提条件としてあります。森の中でシカを探す場合はその前提がありません。間違いなくそこにいるとわかっていれば丹念に目を凝らして探せますが、いるかいないかもわからない状況で"探す"というのはとても難しいことなのです。


【いるかいないかわからない状況で"探す"】
まず双眼鏡が必要とされるよくあるパターンをいくつか上げます。


・なんとなく空間から浮いて見えるシカっぽいモノを1つ1つチェックする。
⇒これは倒木やキリカブ、岩の反射などの場合がありますが、根気良くチェックすることでビンゴを引くことが出来ます。本来あるモノの輪郭が崩れている場合も要チェックですね。杉の木が妙な膨らみ方をしている…などです。


・森の中で動いたものに気付く
⇒ぼーっと森を眺めていると木漏れ日が一瞬途切れたり、ぬるりと動くものを見つけることがあります。そういった場面では双眼鏡で確認することでシカの輪郭、バイタルの位置を確認することができます。走られた場合は難しいですが、ゆっくり移動し、岩や木に隠れてしまったならその先に照準を合わせて顔を見せてくれるのを待ちましょう。


・茂みの中で動いているものを確認する。
ガサドン事故というのは狩猟中に毎年起こります。あれは茂みの中で動いているものをイノシシやシカに見間違えたというよりも、イノシシやシカであるだろう。イノシシやシカであることを祈って撃った時に起きる事故でしょう。茂みでガサガサと動くものでも肉眼では確認が難しくても双眼鏡で確認すればハッキリとシカやイノシシと判断ができる場合があります。ただし、シカやイノシシの毛皮にそっくりなジャケットを着た人だと思うことです。全体の輪郭や顔、バイタル位置等の確認が取れずに撃った場合それはただのガサドンと同じです。


この3パターンはあるあるな状況ですが、これらの状況で双眼鏡がなかったら発砲することができない場合が多いです。どの状況も"人間"である可能性があるからです。肉眼で確認できないものは絶対に撃つことはできませんが、肉眼で確認することができないことは多いです。単独忍び猟において「双眼鏡がなければ捕獲率が下がる」というのはこういった状況をチャンスに変えることができなくなるためですね。




【コスパ良し!オススメの低倍率6x30双眼鏡】
双眼鏡は高倍率よりも低倍率の方が低価格でも明るい機種が多く、手振れが少ないので森の中にいるシカを発見しやすいですね。8~10倍程度が良いといわれていたりしますが、ぼくがオススメするのは6倍固定で30口径程度の双眼鏡です。双眼鏡を覗き池の上につかっているカモにあわせる場合と杉山の中で木化けしている"シカっぽい何か"に合わせる場合では難しいのは後者ですね。倍率が高かったり、対物レンズ22~25mmの双眼鏡ではなかなか合わせるのが難しく何度も肉眼で確認してしまうなんてこともあります。6倍はサっと見たい位置に照準を合わせやすく森の中や茂みの中を確認するのにストレスを感じにくい倍率です。
yf306-8.jpg
↑Amazonの購入ページのスクショ
コーワYF30に限って言えば同じYF-30でも倍率が低い6倍の方が明るく、ひとみ径も大きい


【現在使用している6x30双眼鏡のエントリー機】

コーワ YF-30-6

参考:コーワ YF-30-6 6倍率双眼鏡のススメ



ビクセン アトレックライトBR 6×30WP


2機種の共通点
・6倍固定
⇒拡大鏡というよりも肉眼を拡大して見るように扱え、手振れも少ないです。

・明るさ:25.0 ひとみ径:5.0mm

⇒星空を眺めるのにも使える明るさで朝、夕方でも威力を発揮します。

・ロングアイレリーフ(18.0mm~20.0mm)
⇒メガネやサングラスをかけたままでも十分使用できる長さです。

・重量500グラム以下
⇒流し猟とは違い、丸1日ハーネスやストラップで下げて持ち歩くなら500グラム程度で抑えたいところです。

・実売価格1万円以下
⇒高級機でないので割りとラフに扱えます。
補足:コーワYF30は8000円と若干安く、ビクセンアトレックはメーカー5年保証付きです。







【運用上のワンポイントアドバイス】
双眼鏡をスムーズに運用するには取り出しやすいことが大切です。双眼鏡をすぐに使いたい時に「アレはシカじゃないか?」と思った怪しいところから目を離さずにすーっと目元まで双眼鏡を持ち上げられることが理想です。オススメは双眼鏡ハーネスを使用することです。通常のストラップでは首に負担が掛かりますが、ハーネスは重量を分散できて、走っても大きく振れないので運用が楽に成ります。


IMG_4158yf-306.jpg
双眼鏡ハーネス装備例



お手製ハーネスもあり
『山のクジラを獲りたくて』のやまくじ氏のブログで簡単な双眼鏡ハーネスの作り方が紹介されています。首に負担もかからないのでかなりオススメですのでチェックしてみてください。
↓↓↓↓↓
簡単&安価な双眼鏡ハーネスを作ってみました

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平成生まれのゆとり世代
20歳の冬に内地にて狩猟デビュー
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