マジカルセイフティー #707 フィールドテスト

マジカルセイフティー #707 フィールドテスト



マジカルセイフティー#707
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愛用しているハンターも多いMARUGO マジカルフォレスターのゴムピンスパイクバージョンのレビューです。今回AEGハンターズショップ様よりご提供頂きました。実際にぼくがハンティングを行なっているフィールドでの使用感を確かめていきたいと思います。


【外観】
まずは外観からチェック
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元々は林業用として販売されている作業用ブーツ
カラーバリエーションはなく黒のみ




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ソールは踏んだ土を落としやすいらしい。トレッキングブーツでもスパイクブーツでも同じだが土が詰まるとグリップ力は著しく低下する。ぼくが雪のない山でトレッキング用軽アイゼンを使用している最大の理由だったりする。


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ソールのアップ1

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ソールのアップ2

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鉄→ゴムになったピンスパイク


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ゴムピンは柔らかい


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表面は山で歩いても土が付着しにくいようなツルツルした素材。これは良し悪しあるが、ドロの多い坂等を登る場合はソールの表面はあえてツルツルさせて、土が詰まりにくいように工夫されているトレッキングブーツは多い。

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ソールのミゾは深めで、ミゾの感覚も広く土が落としやすそうだ。


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グランドキングやスカルパなどの本格トレッキングブーツと比較するとソールはかなり柔らかめ。フラットな足場をスニーカーのようにフットワークよく歩くにはよいが、起伏が激しい足場を長時間歩く場合は疲れやすい傾向がある。詳細は下記にて


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足首部分はベルトでも固定可能 不要であればオミットしてもいいかもしれない。



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サイドジッパーなので楽に脱いだり履いたりができる。ドロだらけのブーツをサッと脱げるので帰りもラクチン!しかし、気になるのはサイドジッパーの耐久性だ。ぼくもいくつかサイドジッパータイプのブーツを使ってきたが粗悪なものは最初にココがダメになる。見た感じ剛性は高そうだ。上下もスムーズで土がつまらないようにベルクロでカバーをかけられる。


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「セイフティ」と名の付くの通り安全靴になっている。つま先をきつく曲げても指が潰されるような感じはない。流石林業用として作られているだけはある。




【フィールドテスト】
ぼくは林業でもなければ木こりでもありません。ハンターであり、単独忍び猟で使用します。いつも行く山のいろいろなロケーションで使用感を確認してみました。


■アスファルト、コンクリ、砕石

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まずは車を降りたところから、鉄芯スパイクのマジカルフォレスターは舗装路、未舗装路の砂利や砕石の上では『ジャリ…ジャリ…』と踏み下ろした際に大きな音が立つ。山の中でも石の多いところでは同様の音が立つのでそれを嫌うハンターも多い。マジカルセイフティー#707はゴムピンスパイクなの大きな音も立たない。

ウェットでもアスファルトの上であればグリップ力はある
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■杉山のなだらかな斜面
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全く問題なし! ただこれはトレッキングブーツと同じ感じです。「フツーにイイ!」といったところ。



■柔らかい土が固い土の上にかぶっただけの斜面
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地面に草の少ない杉山や竹やぶなどでたまにある地味に厄介なロケーション。スコップでないとまともに掘れないような硬い地面の上にふわっとした柔らかな土がかぶったロケーション。こういったロケーションが何故滑りやすいのかと言うと、まず足を踏み下ろした際に柔らかい地面がソールに詰まりグリップ力が大きく失われ、さらに硬い地面の表面はツルツルしているので勢い良く体重を掛けるとスコーン!と転んでしまう。緩やかな斜面であってもズルズルと滑る非常に歩きにくい足場だ。

>>マジカルセイフティーでは?
マジカルセイフティーであっても残念ながら完璧にグリップすることは難しい。しかしこういったロケーションは軽アイゼンを装着したトレッキングブーツでも気をつけていないとズルりといってしまうものなので、いつものように用心して進む必要がある。下層の硬い地面の表面は滑りやすくはなっているが、表面の柔らかい土を足で払いのけてしまえば意外とグリップする。

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わざと土が詰まるように地面を踏みしめて土を詰めてみた。
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この状態から近くの岩や杉に向けてトーキックで3~4回蹴ると

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なるほど粘土質の黒土でも比較的落ちやすい。アイゼンで雪道を歩くように定期的に土を落とすようにして歩くことでグリップ力は維持しやすい印象。



■固い土が露出した斜面
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こういった坂はどんなトレッキングブーツでも気をつけて歩きたいところ…。以外や滑らず好印象!ブーツによってはスコーン!といってしまうのだが…なるほどグリップ力は高め。



■沢、渓流沿いの濡れた岩肌
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ビブラムソールのトレッキングブーツはいくつか使用してきたが、濡れた岩肌がまるで氷のように感じたソールもあった。基本的にソールの硬いトレッキングブーツはこういった濡れた岩肌では滑るものが多い。街中で雨の日にコンビニや駅のタイルの上にソールの硬いトレッキングブーツでいつものように歩いてしまい転びそうになったハイカーも多いのではないだろうか?。


>>マジカルセイフティーでは?
うーむ…。前述の通り、土が付着しにくいツルツルしたソールなのでなかなか滑る。ソールが柔らかいので接地面積がやや広くソールが固いトレッキングブーツと比較すると若干良いかな…?という程度。どんなブーツでも共通してるが、渓流の側を歩く場合は注意すべき。



■ガレ場

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柔らかいソールのフットウェアだと疲れやすいのがガレ場…。やはりやや疲れやすい。可能なら避けて歩きたいロケーション



■コケの生した倒木
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こればかりは軽アイゼンをつきたてながら歩かないと無理。どんなトレッキングブーツでも滑るし、マジカルセイフティも例外ではない。ちょっと乗り越えたい場面でも要注意。



■トラバース
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単独忍び猟では斜面を横断することが多い。

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マジカルセイフティはトレッキングブーツと違い、ソール以外の素材も薄めなので全体の形が崩れやすい。ソールのグリップは1万円以内のブーツとは思えない程ではあるが、グリップの効いたソールをその場に残して、上の足がブーツごとスライドするような感じ…。急斜面も含めてトラバースは疲れやすかった。これはソールや靴下を改善したり、靴紐をキツめで締めることで若干改善するが、ブーツ全体が硬いトレッキングブーツと比較するとどうしても疲れやすい。


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ソールが地面に残されて、ソールより上の足全体がスライドする感覚は下り坂でも同じだった。つま先側に体重がぎゅーっと掛かるのでどうしても疲れてしまう。






■マジカルセイフティのココがイイ!
・高いグリップ力
マジカルセイフティの驚いたポイントは高いグリップ力!普段トレッキングブーツ+軽アイゼンをハンティングでは使用しているが滑りやすい印象もなかった。鉄芯スパイクではないので若干心配ではあったが、良い意味で裏切られた。グリップの持続力も高めな印象。

・快適
ゴアテックス素材は使用されていないので撥水程度ではあり、夜露程度であれば問題ない感じ。ムレにくく9月上旬だったが快適に行動することができた。夏駆除に是非オススメしたい。

・安い
このグリップ力と快適性を1万円以内で購入できるのは強い!



■マジカルセイフティのココがザンネン!

・全体的に薄い
まず1つはブーツ全体の素材が薄めであることだ、薄いというと語弊がある…。決してチープに作られているというワケではない。作りそのものはシッカリできているが、本格的トレッキングブーツと比較すると全体的に柔らかい。ソールは地面にグリップするがそのソールを残して足ごと全体がスライドしてしまう。これは長時間移動するには疲れやすい。また防水防寒としては対策されていないようなので氷点下を下回る山での使用は避けたい。防水ではないので常に雪に足を突っ込んでいるような山での使用には向いていない。


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・柔らかいソール

何度も繰り返しているがソールが柔らかい。「硬いソールは歩きにくい」という意見もあるが、柔らかいソールはどうしても移動で疲れやすい。足場の悪い坂やトラバースでも20~30分程度なら問題ないが、1時間も歩くとトレッキングブーツと比較して疲れやすさに明らかな違いを感じてしまう。
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このように簡単にギュッと曲がるので、土踏まずがかなり浮いてしまい、ブーツの中で足が動きやすい、カカトが擦れやすいので厚手のトレッキング用靴下が必須だ。前述の通り全体が薄い素材で作られており、ソールも柔らかいのでフラットな地面を歩く分は歩きやすいが、ゴツゴツとしていたり、急斜面、起伏の激しい山を1~2時間移動し続けるには疲れが溜まりやすい。




■マジカルセイフティはこう活かす!

正直なところ単独忍び猟として丸1日歩き回るには疲れやすいブーツだった。しかし、軽くて柔らかいのでハイカットスニーカーのように軽快に走り回ることができる。価格も安いがグリップ力は高いので流し猟やセコになって数ラウンド回るにはかなりいいだろう。この値段とクオリティはハンター初心者にもかなりオススメ。マジカルフォレスターと違いゴムスパイクではあるが、鉄芯スパイクと大きな差を感じず、さらに砕石や岩場でも音が立たないのはかなりグッド!

サイドジッパーなので脱いだり履いたりするのが比較的楽だ。防水ジッパーやゴアテックス素材が使われていないので、沢を渡ったりはできないが、狩猟ではポピュラーなスパイク長靴と比較してもムレにくくかなり快適。長靴に不満を感じているハンターには是非一度試してほしい。雪山を歩くには厳しいが、逆に言うなら夏駆除では快適。冬場スパイク長靴を使用しているなら夏場の有害駆除はマジカルセイフティを使ってみてほしい。冬場でも積雪が少ない地域ならオススメ。


まとめ

若干辛口レビューになってしまいましたが、狩猟用の靴に悩んでいる初心者ハンターには是非使ってみてほしい作業靴です。「安いトレッキングブーツでいいや~」「3000円くらいの作業用安全靴でいいや」まぁまぁそう言わずに…! 今回のフィールドテストではかなり酷使させて頂いたつもりですが、グリップ力や快適さは1万円程度のトレッキングブーツよりずっと良い感じでした。



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マジカルセイフティー




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【プロフィール】
平成生まれのゆとり世代
20歳の冬に内地にて狩猟デビュー
いつもはサラリーマン
所持歴9年目の週末ハンター
けもの道2019春号の表紙に載りました!

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※所持している銃について
部品交換取付及び改造は全て店に委託し、生活安全課にて適切に書換・変更を済ませてあります。バランサーエクステンションやストック等も全て銃砲店を通して合法・正規品を購入しております。写真は全て安全に配慮し、法律を遵守しています。自室での銃の写真・動画は全てメンテナンス、技能向上目的の練習の際に撮影しております。

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