最初は便利だったけど使わなくなったモノたち

以前「犬なし単独忍び猟で使わなくなった装備」を取り上げましたが、今回は便利だった、それなりに使えたけど使わなくなった、使用頻度が減った、もっとイイモノが見つかって更新されたモノについて書き出してみました。


単独忍び猟 装備考察


よかったけどいろいろ理由があって外した装備












ラチェット式剪定バサミ



これ便利なんですよ。ぼくの場合はさっと取り出せるカイデックスホルスターまで準備したんです。以前よく行っていた猟場はヤブが多く、特にトゲのある植物が多かったんですよね。ナタを振り回すとうるさくて体力を使うので剪定バサミを好んで使用していました。ラチェット式なので指くらいの太さの枝でも楽に切ることができました。夏駆除をやっていた時もかなり助けられましたね。さらに鳥の羽や足なんかも簡単に切り落とせます。しかし今言ってる猟場はヤブがないのでほぼ使わなくなってしまいました。ヤブがそれなりに多い猟場ならオススメですよ。








ハンティング用バックパック


bag (5)
アンダーアーマーのハンティング用バックパックです。背中は蒸れにくく、形がしっかりしているので重量物を入れてもダレることはありません。弾差しやブレイズオレンジの雨よけ、ライフルホルダー等多機能でハンティング用バックパックとしてはかなり良いものです。

しかし、バックパックを背負った状態で銃を構えることに不満を感じるようになりました。両肩で背負うバックパックは肩のストラップの分装備が厚くなるのでストックの長さが調整できない銃はいつもの感覚で使えなくなってしまいます。M870のマグプルストックはスペーサーを増やしたり減らしたりすることでバットプレートの位置を調整することができるため問題ないのですが、ベネリM2やサベージM210は調整が全くできないのでバックパックを背負っていると体感的にストックが長くなったように感じて使いにくくなってしまいます。そこで前シーズンからはマグフォース アーチャースリングバッグを使用しています。左肩から斜めに背負うタイプのスリングバッグは右肩まわりに何もないのでとてもスムーズに銃を構えることができます。防寒着の分若干厚くはなりますが、ほとんど夏場と同じような感覚で使用することが可能です。ただ容量が少なく、重量物を入れると疲れやすくなってしまうので重いモノ(1000mlナルゲンボトル)はウエストバッグにいれて重量を分散させています。


参照:7シーズン目に使って満足したアイテム4種









ジェットボイル



シングルバーナーですが、実質は瞬間湯沸かし器です。熱量も少なく低燃費ですが特殊な構造のクッカーで熱効率が高くあっという間にお湯が沸かせます。ただし火力の微調整が難しいので煮込むことが苦手で"焼く"はできません。カップ麺やお茶を沸かすだけならいいですが、いろいろと料理をした人には向いていません。最近はいろいろと料理を山で作るようになってしまったので持っていくことはほぼなくなりました。








リフィル版カップヌードル



ジェットボイルを使っていた頃によく持って行っていました。カップヌードルの中身だけパックです。場所を取らないのは便利ですが、言い方を変えればカップがないのでクッカーは汚れますし、さらにカップありより高いというよくわからないものです。縦走登山などわずかでも場所を取らない、ゴミを減らしたいハイカー向けで、日帰りのハンティングやワンデートレッキングにはデメリットが多いですね。









ガーミン eTrex20



ガーミンのマップが表示されるGPSガジェットです。携帯の電波が届かないところでも正確な位置が把握できてサードパーティ製マップを読み込ませることで並行輸入品が日本語化され10m等高線まで表示される便利なものです。ただコレが意外と嵩張るのとバッテリー消費を抑えるために仕方ないのかもしれませんが動きがモッサリしていてストレスが溜まります。ポケットにいれておくとボタンの誤作動でウェイポイントが生成されていたりしたこともありました。分厚いので腕や肩につけても意外と邪魔になります。Foretrex301に買い替えてからは棚の置物と化してしまいました。さらに昨今のスマホアプリはかなり優秀で動きもサクサク、はっきり言うとスマホアプリの方が使いやすく感じます。ぼくの場合はForetrex301を普段使っていて新地開拓やどうしてもマップ情報が必要になった時だけGPSアプリを使用し情報を補完しています。


今使ってるのはForetrex301だけど安い並行輸入品401がオススメ









単眼鏡



↑バリエーション豊か 8x36  8x25  10x36  8x36ミルスケールレティクル
VORTEX SOLO 8x36 単眼鏡はぼくが銃で使用しているスコープと同じ光学メーカーが販売している対物レンズ口径の大きな単眼鏡です。ベルトクリップが標準装備されているので移動中にブラブラすることもなく使いたい時はサッと取り出せるので大変便利ですね。アイレリーフも長めなのでサングラスとの併用も可能です。単眼鏡としては良いものです。ただこれを言ってはおしまいというかお門違いですが、単眼鏡は視野が狭くて距離感覚が掴みづらいです。当たり前だろ何言ってんだ鳥猟で鳥の判別だけに使うならコンパクトでかなりいいモノだと思いますが、シカを探すためには使いにくので棚の置物と化してしまいました。









オレンジMOLLEベスト



タクティカルテイラーのオレンジMOLLEベストです。恐らく出回っているオレンジMOLLEベストの中で一番高価なベストですね。据銃もしやすく、形がガッシリしているので重いポーチをつけてもダレることはありません。胸の近くのMOLLEはツルツルした素材でタイトに縫い付けられている為銃を構える時に引っかかりにくくなっています。細かなところまでよく考えられた素晴らしいMOLLEベストですね。ただ思ったのですが、ブレイズオレンジのジャケットを着ているのにベストまでオレンジにする必要もないな…と。さらにポーチはオレンジではないのでいろいろ付けているとオレンジベストとしての視認性がかなり悪くなっていきます。ベスト自体もそれなりの重さがありますし、チェストリグの方が身軽です。結局はオレンジジャケット+軽量なチェストリグに戻してしまいましたね。オレンジジャケット以外の防寒着を愛用していてMOLLEベストを使用したい人にはオススメのベストですね。










雨具



買ったのはモンベルのサイクルレインジャケット、フードの取り外しができる珍しいゴアテックスレインウェアです。ウィンドブレーカーとしても優秀なんですが、小雨程度なら気にしないし、本降りになったらさっさと下山するようになったのでほとんど使わなくなってしまいました。スリングバッグになってからは容量が少なくなったので「登山三種の神器」とまで言われるレインウェアは通勤用になってしまいました。天気が怪しい日はヤフー天気の雨雲レーダーを気にして歩いているので「ひと雨くるな」と思ったらさっさと下山。高くても海抜400m-1000mの移動なのでそれほど時間もかかりません。カッコイイので普段使いにもいいからまぁいいかな…。










ニーパッド



ハンティングを始めたころからサバゲー用の安いニーパッドを壊れるたびに買い替えていました。去年やっとハッチのニーパッドを購入しましたね。咄嗟にヒザをついた際に尖った石があると悶絶しますし、ガレ場を移動する際も転んだ時にヒザをガードしてくれます。はっきりいって装備していた方が良いものだと思います。ただどうしても膝をまげている間膝の裏が締め付けられて痛いんですよね…。平地を移動することが多いならいいのですが、急斜面を移動することが多い猟場では邪魔に感じてきました。最近は全然使用しなくなりましたね。パンツに直接取り付けるタイプのニーパッドもありますが、あれスゴイ蒸れるんですよ…。つけててもストレスを感じにくいニーパッドがあればまた運用したいです。










ベネリM2コンフォーテック(自動銃)


IMG_5693.jpg
「最初に選ぶ猟銃は何がいいの?」でもオススメしたのは自動銃(オート)です。「奨めておいて使わないとはなんだ!」と思われるかもしれませんがホントに使わないです…単独忍び猟では!最近はスキートでばかり使ってあまり山に持っていくことはなくなりました。犬無し単独忍び猟で連射が求められるシーンが少ないのに加えてオートはいささか使いにくい要素が多くあります。さらにベネリM2コンフォーテックはサドルマウント以外でスコープをのせることができませんし、カンチレバーバレルもありません。プラクティカルやスラッグモデルならのせられるんですがね…。


近くを走って逃げるシカより遠くにいるシカを撃つことが多い
単独忍び猟ではぼくの場合走り去る四つ足に撃ち込むこともありますが、ほとんどはノソノソと歩いているシカや棒立ちしているシカを撃つことが多いです。走り去られる場合も3発撃って外して「ちくしょー」ということはあまりないですし、3発目があたって「ヨッシャ」ということも意外や少ないです。セコや犬に追われてきたイノシシに向けて撃つならリブやライフルサイトのオートで「ドカ!ドカ!ドカ!」と撃つ方が簡単です。しかし単独忍び猟の場合は遠くで無警戒のシカを見つけることが多く、気取られて遠くに向かって逃げていくシカにリブサイトでドカドカ撃ってもなかなかあたりませんし致命傷にもなりにくいです。ぼくは狙えて撃てる状況なら"あたる"可能性に掛けて撃ちますが捕獲率はかなり低いです。でも尾根から顔出した瞬間に気取られて走られたシカへはリブサイト+オートが対応しやすいのは間違いないです。ただそういう機会が最近減ってきたかな…という印象ですね。


意外と遠くでの出会いが多い
「内地の四つ足猟でスコープはいらない」という話を聞いたことがありますが、そうですか?意外と50m以上で見つけること多いですけどね?最近開拓した猟場では100m以上で見つけることも多く感じます。以前は近距離が多く70-90mでの出会いって少ない印象でしたが…猟場の違いもですが、忍び足や索敵のスキルが上がってきたんでしょうかね…?普通に遠くのシカ見つけちゃいます。そしてその時リブサイトの銃持ってると悔しいですね。

「50mでスコープはいらんでしょ」という話も聞きますね。それは撃つターゲットと背景次第です。射撃場で50m先に置いてあるバスケットボールをライフルサイトで狙いをつけることはできます。しかし木漏れ日のキツイ山の中でヤブと落ち葉に紛れたバスケットボールにライフルサイトで狙いをつけることはかなり難しいでしょう。シカやイノシシの場合はバスケットボールと違い表面がフサフサしているのでさらに輪郭がボヤけて狙いをつけるのが難しくバスケットボールと違って動きます。スコープをのせられる銃ならいいですが、ぼくが使用しているベネリM2コンフォーテックにはまともにスコープを取り付けることができない為出番が少なくなっています。木化けシカに対応できないのはつらいです。


オートのボルトにはスプリングでテンションが掛かっている
ボルトアクションやレピーター違ってオートの場合はボルトがスプリングで勝手に閉じますよね。忍び猟をする場合はとにかく装填と脱包が多いです。 「この尾根の裏はシカよくいる(装填」「あらまシカいないや(脱包」を延々と繰り返します。ボルトアクションやレピーターの場合はボルトを開放した状態で手を放しても勝手にしまることはないのでいろいろと楽です。M870の場合はボルトを3/4ほど開けば薬室内の弾だけポロリと抜けます。左手でフォアエンドを下げて右手で弾をキャッチできます。M870はチューブマガジン内の弾はローディングポートからスポスポと抜けるのもいいですね。オートの場合ボルトを下げている間はボルトハンドルから手を放すことができません。右手でボルトを引いて左手でエジェクションポートから出てくる弾を取る必要がありますね。カットオフがついていないオートならそのまま2発目が薬室に装填されてしまいます。左手で取った弾をホルダーにしまうか握ったままで同じ作業をして2発目を取り出すのでM870と比較すると面倒でやや複雑な作業になります。常時カットオフが掛かってるM2はもっと面倒ですがね…。前述の通り単独忍び猟では装填と脱包が多いのでこの作業は可能な限り素早く静かに行いたいところがありますね。ボルトアクションはボルトを下げ切ったままで勝手に閉じることはないので右手はフリーになります。弾がエジェクトされる直前までボルトを下げてから右手を使って弾をMSS-20なら2発、M210なら左側も大きくローディングポートが空いているので右手でボルトを操作しながら左手で左側から3発を手早く抜くことが可能です。



1発目の薬莢が地に着く前に残り2発を撃つように機会はなかなかない
そのままです。
そんな連射が求められること…。ほとんどないに等しいですね。レピーターでも十分です。上記のようにベネリM2にはいろいろと面倒なところがあるのでドカドカ連射ができるというメリットよりもデメリットの方が目立つ印象ですね。




自動で装填される=勝手に排莢される
ぼくがオートをあまり好ましく思ってない理由のひとつ「薬莢が遠くに飛んでいく」があります。レピーターやボルトはボルトを下げない限り薬莢は飛び出さないので回収がとても楽です。ぼくはM870+ロングフォアエンドを使用しているので撃った薬莢をそのままキャッチすることができます。その動作を追加しても2発目はいつもとほぼ同じように撃つことができるのでかなり便利に感じていますね。


ベネリM2コンフォーテックも悪い銃ではありませんが、ぼくが単独忍び猟に求めている要素に欠けています。痒いところに手が届かない!いろいろスゴク惜しいですね…。ベレッタのGrooveを掘ってもらおうかしら?そしたら光学のせられますし幾分か使えるようになるかも?

もし内地杉山での単独忍び猟にチャレンジしたいならボルトアクションかレピーターをオススメしますよ。レミントンM870への愛は下のリンクで語りつくしていますのでM870も候補のひとつならチェックしてみてください。たぶん欲しくなりますよ。

参考:猟銃 レミントンM870を使ってみて
参考:ベネリM2を使ってみて



まとめ


あくまでぼくが単独忍び猟で使わなくなったというだけですし、それなりに便利なモノたちでした。「こういうチョイスもありかな」「こういうものもあるのか」と少しでも情報として役立ったなら幸いです。


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20歳の冬に内地にて狩猟デビュー
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