”狩猟行為”についていろいろ思うコト





”狩猟行為”についていろいろ思うコト

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狩猟をやっています


 狩猟をしていると割とよく言われたり聞いたりするのが、「かわいそう」「呪われる」「絶対いい死に方をしない」

あなたも肉や魚を食べてるじゃないですか?
「私は直接殺していない」「魚はいいの」


動物とツーショット 笑顔でピース!
可燃性の写真ですね。割とよく燃えます。

魚とツーショット 笑顔でピース!
釣り雑誌ではよく見ます。


動物の前で手を合わせた自撮りはよく見るけど、釣り人がやってるところを見たことがない。狩猟雑誌やイベントでは「尊い命をいただく」みたいな話がありますが、釣り雑誌やイベントで「尊い命をいただく」という話題あんまり見かけない気がいますね。


動物はダメだけど、魚はいい


 魚は鳴き声をあげません。先日シカを撃ちました。着弾の直後に鳴き声をあげました。イノシシも撃たれた時に声を上げる痛がってるように見えます。魚は釣りあげても鳴き声を上げないから痛がってるように見えません。カワハギの活け造りって大好きなんですよ。でもこれが動物ならできませんよね(温かい肉を生では食べませんけど)


魚は冷たい


 魚は冷たいです。シカは温かいです。シカは死ぬとだんだんと冷たくなっていきます。


動物は可愛くて温かい


 さっきまで野山を歩いていた可愛いシカがベロンと舌を出して、瞬きもせず眼球は土で汚れ、血を流し冷たくなっていきます。これで残酷なことをしてしまった。そう思わない方がおかしいと思います。それは狩猟者目線でもです。


動物が憎くて殺してるわけじゃない


 畑を荒らされたなら憎いでしょう。ぼくには畑もなく、実害を加えられたわけではないので恨みはありません。親を食い殺されたわけじゃないので憎くて殺してるわけじゃありません。


ねぐらにいたアナグマ


 今シーズン何度か見かけました。可愛かったです。ぼくは楽しくて狩猟をやっています。
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コレを撃っても楽しくありません。写真だけ獲らせてもらいました。そんな悠長なこと言ってたら今シーズン結局アナグマを食べることできませんでしたね。美味しいんですけど


狩猟者や釣り人はシリアルキラー予備軍の異常者じゃない


 「狩猟が好き=動物を惨殺するのが好き」と極端な捉え方をされることがあります。単純に動物をなぶり殺しにするのが好きなだけだったらペットショップから980円のハムスターを買ってきて手足をへし折り眼球をハンダゴテで沸騰させ、皮に竹串を通してライターであぶり、電子レンジに掛けた方が安上り、近所の野良猫を蹴っ飛ばしたり、エアガンで撃ってた方がイニシャルコストは安いですし、維持費も掛かりません。ただなぶり殺しにするのが好きな異常者はそうするでしょう。狩猟者は動物が殺すことだけが好きでやっているわけではありませんし、殺害行為そのものに快楽を感じません。また動物が好きな狩猟者は多いイメージです。


殺害が最終目的ではない


 動物を殺す、命を奪うというのは狩猟行為の過程行われる行為であります。最終目的ではありません。釣りだって魚を殺したくてやってる人はいないと思います。釣りあげるまでに竿を選び、仕掛けを選び、ポイントを選び、魚を騙し、釣りあげる過程に楽しみと喜び、達成感を感じます。自分で釣った魚を食べることはたまらない充実感、達成感があります。狩猟も同じです。
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狩猟に後ろめたさを感じている狩猟者


 「駆除目的で狩猟をやっている」など社会貢献であって趣味ではない。もしくは趣味としてやっている狩猟に社会的意義を付加しているそんな狩猟者もいます。「道楽で動物の命を奪っている」それに後ろめたさを感じているのか?それを正当化したい、社会的役割の1つを達成しているとして社会に、人に認めてもらいたい。無意識にそういう気持ちがあるのかもしれませんね。


引き金を引くのは誰の為でもない


 ぼくは今シーズン20頭のシカを撃ちました。「シカは食害被害が多いです。立ち枯れした杉、荒らされた畑 ぼくは20頭のシカを撃ってわずかですが社会に貢献しました。農家の為に、誰かの為に、山の為に、自然の為にシカを撃ちました」そういっていた方が聞こえはいいですが、ぼくは誰かの為に引き金を引いたことはありません。駆除で社会貢献としてシカを撃っても、狩猟で趣味道楽でシカを撃っても山からシカが20頭減ったという結果は同じです。結果的に社会貢献になったのかもしれませんが、ぼくは好きで引き金を引きます。農家の為でも、誰かの為でも、山の為でも、自然の為でもありません。自分の為です。「あなたの為に、世の中の為に、誰かの為に」そういう理由は実質存在しないと思います。世の中の為に、誰かの為と言いながらもそれをやらないと辛抱たまらない、不満が残る、やらなければ後悔する。結局はやらないと自分が満足できない。つまり誰かの為なのではなく結局は自分の為なんだと思います。


駆除


 駆除は去年までしていました。狩猟者の中には「駆除を楽しんでやるべきではない」という考えの方もいらっしゃいます。ぼくは楽しくてやっていましたが、楽しんでいるとダメらしいです。他にもいろいろ理由がありますが、駆除はやめました。「農家の為じゃない」というのはあまりよろしくないらしいです。農家はぼくのようなサラリーマンの業務環境や収入を気に掛けているのでしょうか。ぼくは農家の業務環境や収入を気にしたことはありません。





お祈り自撮り


 たまに見かけます。撃った動物の前で手を合わせているところを自撮りしてアップしている人。駆除目的で狩猟をしていない人で殺害行為への後ろめたさを払拭するため、殺して楽しんでいる異常者と思われないために自撮りをするのでしょうか。


生き物だったモノに手を合わせる


 ぼくもたまにやります。「可愛そうなことをしてしまった」「痛かったよな ごめんよ」と思ったとき、命を奪ったことに後ろめたさを感じた時です。先日1頭のシカを撃ちました。弾がそれて後ろ足の大腿骨砕き皮だけでつながってブラブラしていました。これがもし自分だったらと考えると想像絶する痛さでしょう。よだれや鼻水を垂れ流し、失禁し、目をひん剥いて、絶叫を上げ、のた打ち回り誰かに助けを呼ぶでしょう。今それと同じことをシカにしてしまった。胸がぐっと締め付けられるような気持ちになり、「ごめんよ 苦しかったよね」そうも思いながら弾を装填してできるだけ早くトドメをさします。


血を見ると気分が悪くなるようになった


 献血はたまに行きます。次で10回目です。ただシカを撃つようになってから人の血を見ることがつらくなりました。頭がクラクラして気分が悪くなり吐き気がしてきます。シカを撃った後で血抜きをするのは何とも思いませんが首の血管を切って水道の蛇口を捻ったように流れ出る血、そして絶命するシカ。血が流れる=死 それが頭に刷り込まれてしまい「自分の血が流れ出る=死」を連想してしまうようになった。無意識にシカと自分を重ねてしまっているのかもしれません。


トロフィーハンティング


 このワードに嫌悪感を抱く人、嫌悪感を抱く狩猟者がいます。ぼくはトロフィーハンターです。ツノ、ホネ、そして肉もぼくにとってはトロフィーです。「肉はトロフィーと違うだろ?」と思う、認識している人はいると思います。シカの肉やイノシシの肉、つまりゲームミートって生活の必需品でしょうか?「スーパーでは肉は一切買わないし、ファミチキも買わない外食で肉を一切食べない、口に入る肉は全てゲームミートです。」そういう狩猟者がいらっしゃればその狩猟者にとってゲームミートは生活必需品であり、生きるための術として狩猟をしていると言っていいでしょう。しかし多くの狩猟者はそうではありません。ゲームミートが生活必需品ではない、だから「ゲームミート=トロフィー」とぼくは認識しています。
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狩猟者でも思う残酷な写真


 SNSに写真をアップしている狩猟者多いですね。スラッグで頭が破裂していたり、内臓が飛び出していたり、血まみれだったり。狩猟者でもそれに「うっ…」とくる人は多いです。ヘッドショットが嬉しいのはわかりますし、痛みを与えないという意味でいうなら最も理想的な結果です。しかし可愛い動物の頭がハジけているのは単純に残酷です。ぼくが動物の写真をアップするときは、損傷が酷い部位、銃創、見開いた目などは写さない角度で撮ったり、葉っぱで隠したりしています。寝ているのか死んでいるのかわからないくらいの写真がいいかなと思っています。DDnP21BUAAASnO4.jpg



食べて感謝への疑問


 「狩猟で獲っても食べてあげればいいんだけどね」そんなニュアンスの話を聞いたことある人はいませんか。「食べればいい」 何がいいんでしょうか?疑問です。どこの誰が「食べたからいい」と許しているのでしょうか。撃たれたシカが絶命する直前に「おまえの血となり肉となれば本望だ」とでも思っているでしょうか。ぼくがシカなら「俺には身ごもっている嫁がいるんだぞ よくも撃ちやがったな 絶対に許さないからな」そう思うでしょう。だから「食べたからいい」「食べて感謝してるからいい」「手をあわせたからいい」みたいな気持ちはありません。「シカを撃った、そして食べた うんやっぱり時雨煮は最高だな いくらでも食える」それだけです。ぼくが手を合わせるのは後ろめたさを感じたときです。手を合わせることで罪の意識を減らし、半ば正当化し、自分を言い聞かせ、これで呪われることはないだろう。成仏してくれただろう。供養になっただろう、そうして満足しているんだと思います。つまりエゴです。


アングラーとフィッシャーマン


 釣りにはこういうワードがあると最近知りました。アングラーはレクリエーションとして趣味で釣りをしている人フィッシャーマンは職業として、漁業者として魚を捕獲している人そんな違いがあるそうです。
狩猟者、ハンター、猟師、狩人、マタギ、鉄砲撃ち、シカ撃ち、
いろいろな呼び名がありますが、アングラーやフィッシャーマンみたいな使い分けがあればななんて最近思いました。


職業猟師ってどのくらいいるんだろう?


 職業漁師は捕獲した魚で生計を立てているイメージがあります。では職業猟師は?ぼくのイメージは雪の中ミノを着て、村田銃を持って、動物を撃ち、肉や皮、骨などを売ったり食べたりして生計を立てているイメージですね。今の日本でサイドビジネスではなく、メインの職として狩猟をしている人ってどのくらいいるんでしょうね「駆除」ではなく「狩猟」でですよ。つまり駆除の報奨金を含まずに「狩猟」で身を立てているという職業猟師です。いるらしいですけど具体的にどこのどなたかは知りません。


最後に


 いろいろ書きましたが、命を軽く思っているつもりも、粗末にしているつもりも、農家なんてどうでもいい潰れてしまえとも思っていません。支離滅裂なところ、ブーメラン、たくさんあるでしょうが、ぼくは純粋に山を、自然を、生き物を、銃を、狩猟を愛しています。ただそれだけですが、ただそれだけでもいろいろ思うこと、疑問に思うことあるんです。それだけです。ぼくの考えを他人に押し付ける気もありません。変な若造が何かほざいている、そのくらいの文章だったと思ってください。
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平成生まれのゆとり世代
20歳の冬に内地にて狩猟デビュー
いつもはサラリーマン
所持歴9年目の週末ハンター
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